わたしのことを知らない読み手が理解できる文章を書けているのか不安になる

「"文と文の間の意味の繋がりが不明で脈絡なく置いてある感じ。知性の低い人が長文書いたらこうなるという見本のような文章。"」

「薮から棒にひどいことを言うなあ。いったいどうした? 文章がひどい記事でも読んだのか」

「いや、ぼくの意見ではないよ。2ヶ月くらい前かな、有名人の書いた記事に対してこのツイートが流れてきたんだ。誰のツイートかは忘れた。検索すればわかるんだろうけど。でこのツイートを読んでぼくが書く文章も、“知性の低い人が長文書いたらこうなるという見本のような文章"と読んだ人から受け取られているのではないかと不安になったんだ」

「投稿する前に注意深く確認すればいいんじゃないか?」

「そりゃあね読み返すことで、誤字脱字や主語と述語のねじれは発見できるよ。しかし文意が明らかではない、読み手に意味が伝わらないなんてことは、(少なくともぼくの場合は)読み返してもわからないんだ。書き手としてはその文章が意味が通るもの、一本筋が通った文章だと確信しているのだから」

「誰かに添削してもらえればいいんだろうけどね。そういうわけにはいかないか」

「そうだよ。タダでやってくれる人はいないだろうし、ブログの文章を書くたびに添削してもらっていたら幾らお金がかかるのやら」

「不安に苛まれながら、書いていくしかないんじゃないの?」

「そういうことなんだろうね」