「ブログを書く際に段落の冒頭の文章は、一文字分空白を開ける字下げをやるようにしてたのだけれど」
「だけれど?」
「ほかのブログを見ると、誰もとまでは言わないけど、多くが字下げをやってないんだよね。紙媒体とWeb媒体のちがいなのかな」
「段落というのは文章のひとくぎりだろう。段落を新しくすることで、話題が変わったと読み手にアピールするわけだ。改行するだけでなく、字下げをすることで、新しい段落になったとわかるわけだ」
「うん」
「Web媒体の場合、われわれが利用しているこのはてなブログもそうだけども、改行するだけで、行間のスペースが、改行しなかった場合より広くなるだろ。字下げをせずとも、段落が変わったということが、読み手にはわかるのさ」
「なるほど」
「きみはブログが公開されたさいにどのようなレイアウトになるのか、まったく気にせずに、短絡的な考えで、段落が変わったら字下げをやってただけだろう?」
「癪だがそのとおりだ」
「場末のブログとはいえ、ひとに読んでもらうわけだ、少しでも読みやすい文章を書くべく努力をすべきだよ」
「はい」